取引回数:9回
勝率:77%
ペイオフレシオ:1.2
獲得Pips:28.4Pips
リベンジトレード:有
暴走:無
投げやりトレード:無
160.10ショート。
根拠はあった。
いや、根拠というより、もはや確信だった。
為替介入は来る。
この水準で来ないはずがない。
だから持ち越した。
だが、相場はそんな人間の都合など知らない。
円安は止まらず、ドル円は一時160.70へ。
含み損は60pipsを超えた。
何度も損切りの文字が頭をよぎった。
切れば終わる。
切れば楽になる。
切れば、この苦しさから解放される。
それでも指は動かなかった。
「介入が来る」
その一点だけが、頭の中に焼き付いて離れなかった。
17時頃。
片山さつきの「断固たる措置を検討」という発言。
それが引き金になった。
160円を割った。
さっきまで60pips以上の含み損だったポジションが、
一瞬でプラス7pipsになった。
そこで、心が折れた。
勝ったからではない。
助かったと思ってしまったからだ。
「もういい」
「早く楽になりたい」
「これ以上、耐えたくない」
24時間以上、苦しみながら温め続けたポジションを、
最後の最後で感情的に決済した。
あとからチャートを見返せば、そこは絶対に利確する場所ではなかった。
159円すら割った。
そして、為替介入。
高値から5円以上の下落。
最初に引いていた157円の利確ライン。
あれは間違っていなかった。
むしろ、正しかった。
そこまで握れていれば、証拠金は倍近くになっていた。
勝っていた。
読みも、方向も、利確位置も、すべて合っていた。
間違えたのは、最後の数分。
相場ではなく、自分に負けた。
介入が入ったと確信した時点でも、チャートを見ていた。
落ちていくのを見ていた。
なのに入れなかった。
たった20pips程度を取っただけで、満足していた。
違う。
満足ではない。
怖かっただけだ。
今日は、勝てた日だった。
人生を少し変えられたかもしれない日だった。
それを、自分の感情で捨てた。
本当に悔しい。
ただの負けより、ずっと重い。
読みは当たっていた。
だからこそ、苦しい。
相場に殺されたんじゃない。
最後に自分で、自分の勝ちを殺した。


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